女性が、自身のライフプランを主体的に選択していくためには、性や健康に関する知識は重要な要素のひとつである。一方、学校教育活動全体を通じて性教育の充実に努めるという国の方針はあるが、その実施状況は地域によってばらつきがあるのが現状である。
本調査では、各都道府県が教育機関を対象として実施している性教育事業の好事例を収集した。収集した好事例を広く共有することにより、学校教育における性教育の推進に寄与することを目的としている。
女性が、自身のライフプランを主体的に選択していくためには、性や健康に関する知識は重要な要素のひとつである。一方、学校教育活動全体を通じて性教育の充実に努めるという国の方針はあるが、その実施状況は地域によってばらつきがあるのが現状である。
本調査では、各都道府県が教育機関を対象として実施している性教育事業の好事例を収集した。収集した好事例を広く共有することにより、学校教育における性教育の推進に寄与することを目的としている。
まず、全都道府県の公開資料の確認および電話でのヒアリングを実施し、以下に該当し、且つ独自性があるとチームが判断した事業を好事例として定義した。
最終的に以下の都道府県を好事例とし、対面でのインタビューを実施した。(五十音順)
インタビュー実施にあたっては、都道府県の事業担当者に加え、性教育事業の実施者である産婦人科医や助産師に話を伺った。
性教育事業を促進するためのポイントとして、以下が挙げられた。
今後各自治体が性教育事業を推進していくためのポイントを、当機構の見解として取りまとめる。
(五十音順)
本調査は、バイエル薬品株式会社、MSD株式会社の財政的援助を受け、特定非営利活動法人 日本医療政策機構が主体となって実施した。実施にあたって同社との意見交換を行ったが、それらの意見の反映については、調査チームが主体的に判断した。